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− 根本事件 −

2001年10月、千葉県にて発生。飲酒運転の乗用車×歩行者。
歩行者の男性(当時37)は約20メートル跳ね飛ばされ植物状態となり、現在も入院中。
警察捜査に疑問を持った被害者の家族が、真実究明に向けて活動している。

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 加害受刑者、賠償3億円不服と控訴
Date: 2006-10-13
 成田市の国道で01年、同市の元郵便局員、根本健宏さん(42)が、酒気帯び運転の乗用車にはねられ重体になった事故の訴訟で12日、損害賠償約3億円の支払いを命じられた1審の千葉地裁佐倉支部判決を不服として、加害車両を運転の榎本裕明受刑者(34)=業務上過失傷害と道交法違反(酒気帯び)で懲役2年4月=が東京高裁に控訴したことが明らかになった。
 同支部の9月の判決では、「榎本受刑者は車をノーブレーキで根本さんに衝突させる著しい過失があった」として根本さんの家族らの訴えを、ほぼ認めた。根本さんの弟、鬼沢雅弘さんは「まだ頑張らなくてはいけないのかという思い」と話した。【柳澤一男】

10月13日(毎日新聞)


 民事裁判判決
Date: 2006-09-27 (Wed)
 本日、千葉地裁佐倉支部で、民事裁判の一審判決がありました。
 事故から5年。今も被害者は植物状態が続き、ご家族は毎日献身的な介護をしておられます。

 私がこの事故を初めて取材したとき、まさに「事故」そのものがもみ消されんばかりの最悪な状況でした。被害者のご家族は、よくここまで頑張ってこられたと思います。

 一人の若者の飲酒運転が、被害者とその家族の人生を大きく変えてしまう……。
 たとえ金銭的に賠償されたとしても、決して本当の解決ではありません。そこには永遠に埋めることのできない、深い深い苦しみがあることを、私たちは再認識しなければならないと思います。

■飲酒事故で3億円賠償命令・千葉地裁

 千葉県警のずさんな捜査が問題となった2001年の飲酒事故をめぐり、被害者で意識不明が続いている元郵便局員根本健宏さん(42)の家族らが、加害者の榎本裕明受刑者(34)=業務上過失傷害罪などで懲役2年4月=に介護費など約4億2000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、千葉地裁佐倉支部であった。溝口理佳裁判官は請求をほぼ認め、榎本受刑者に約3億円の支払いを命じた。

 判決によると、酒気帯び運転の榎本受刑者の乗用車が01年10月、千葉県成田市の国道で友人の車を誘導中の根本さんをはねた。根本さんは今も入院中。植物状態で両親や家族が介護している。

 根本さん側は「飲酒状態で漫然と運転し対向車線に飛び出した」と主張。榎本受刑者側は「車道にいた被害者にも落ち度がある」と反論していた。〔共同〕 (13:39)


 控訴審判決
Date: 2005-03-14 (Mon)
東京高裁は、懲役1年8月とした千葉地裁判決を破棄し、被告に懲役2年4月の実刑を言い渡しました。

【鬼澤雅弘さんからのメッセージ】

本日(14日)、東京高裁で行われました刑事裁判控訴審・判決に、大変多くの皆様に傍聴にお越し頂き誠に有難う御座いました。
今まで多くの皆様に大変お世話になり、ここまで来ることが出来ました。

一審の懲役1年8ヶ月(求刑・懲役4年)の判決を破棄して、懲役2年4ヶ月が下りました。

一審では認められなかった、事故当時行われた成田警察の初動捜査(一回目の実況見分)を否定して、事故から1年半後に行われた3回目の実況見分を認めてくれました。目撃証言も採用されました。

【報道】

 [読売新聞 2005年3月14日(月)]

 千葉県成田市で2001年、酒気帯び運転で人身事故を起こし、業務上過失傷害、道交法違反の罪に問われた同市船形、飲食店経営榎本裕明被告(33)に対し、東京高裁は14日、懲役1年8月とした千葉地裁判決を破棄、懲役2年4月の実刑を言い渡した。

 植村立郎裁判長は1審判決について、「被告の運転していた乗用車の速度を低く認定し、飲酒運転の常習性の考慮も不十分。その一方で、被害者の落ち度を過大に評価した」と指摘した。

 事故は2001年10月、成田市の国道で発生。同市不動ヶ岡、元郵便局員根本健宏さん(41)が、榎本被告の車にはねられて意識不明の重体となり、現在も入院中。この事故では当初、県警の捜査結果と目撃証言が食い違い、根本さんの家族の要請で千葉地検と県警が再捜査、発生から約1年10か月後、被告が在宅起訴される異例の経過をたどった。

 この日の判決は、1審判決が否定した目撃証言を採用し、「無謀運転とまでは言えないが、センターラインをはみ出し、法定速度を上回る危険性の高い運転。被告は週に1回程度、飲酒運転していた」と認定、「車を誘導するため車道にいた被害者の落ち度は、大きくなかった」と述べた。

その他報道:交通事故関連ニュースよりご覧ください。


 刑事裁判 控訴審 判決
Date: 2005-03-06 (Sun)
刑事裁判 控訴審 判決日が決まりました。  

平成17年3月14日(月) 15時 東京高等裁判所 第7刑事部 第725号法廷 被告人 榎本裕明  

次回控訴審判決で、おそらく長く続いた刑事裁判は終わると思われます。
みなさん長い間本当に有難う御座いました。


 控訴審第1回期日
Date: 2005-02-07 (Mon)
第1回の控訴審期日が下記の通り決まりました。

刑事裁判 控訴審 第1回 (検察側・被告側双方控訴) 

平成17年2月16日(水) 11時30分 
東京高等裁判所 第7刑事部 第717号法廷
被告人 榎本裕明


 被告側も控訴
Date: 2004-10-01
9月30日、被告側も控訴しました。


成田・元郵便局員重体事故 被告が控訴 /千葉

 成田市で01年、元郵便局員の根本健宏さん(40)がはねられ重体になった事故で、業務上過失傷害罪などに問われた成田市船形、飲食店経営、榎本裕明被告(32)に対する1審判決(懲役1年8月)を不服として、榎本被告は30日、東京高裁に控訴した。被告弁護人によると、量刑不当が理由だという。千葉地検も29日に控訴している。地検は懲役4年を求刑していた。【山縣章子】

[毎日新聞]


 千葉地検が控訴
Date: 2004-09-30
29日、千葉地検が「量刑不当」などを理由に東京高裁に控訴しました。


元郵便局員事故判決 地検、東京高裁に控訴=千葉

 成田市不動ヶ岡、元郵便局員根本健宏さん(40)をはね、重傷を負わせたとして業務上過失傷害などの罪に問われた同市船形、飲食店経営榎本裕明被告(32)に対し、千葉地裁が言い渡した懲役一年八月の判決を不服として、千葉地検は二十九日、東京高裁に控訴した。
 判決によると、榎本被告は二〇〇一年十月、同市飯田町の国道464号で、酒を飲んで乗用車を運転。根本さんははねられ、意識不明の重体となった。
 検察側は公判で懲役四年を求刑していた。控訴の理由について、地検は「判決には、事故当時の状況に事実誤認があった。被害者家族から控訴への強い希望がある」と説明した。
 控訴を受け、根本さんの弟の鬼沢雅弘さん(37)は「高裁の判断に期待したい」と話した。

[読売新聞]


 判決報道
Date: 2004-09-17
判決の報道記事を紹介します。


 ◇被害者側、再捜査内容反映してない/被告側、主張認められて実刑とは
 成田市で01年、元郵便局員の根本健宏さん(40)がはねられ重体になった事故で、業務上過失傷害と道交法違反(酒気帯び)の罪に問われた飲食店経営、榎本裕明被告(32)=成田市船形=の判決公判が16日、千葉地裁であり、土屋靖之裁判長は「危険な運転行為で、刑を猶予すべき事案でない」と述べ、懲役1年8月(求刑・懲役4年)の実刑を言い渡した。【森禎行、山縣章子】
 ◇双方が判決に不満
 判決によると、榎本被告は01年10月4日午前3時10分ごろ、成田市飯田町の国道で、酒を飲んで時速40キロで運転し、対向車線上にいた根本さんをはねた。
 公判では争点になった速度について、榎本被告は「40キロ」と主張したが、目撃者は「60キロ以上」と証言した。土屋裁判長は「目撃証言は発生から約1年半後のものであり、信用できない」などと指摘し、検察側の主張を退けた。
 一方で「酒気帯び運転にくむべき事情はなく、被害者の意識が回復しないという結果も重大だ」と実刑の理由を説明した。
 この事件では、成田署が捜査し、業務上過失傷害容疑などで書類送検した。しかし、被害者の家族が目撃証言との違いを指摘したのを受け、検察側は成田署に再捜査を指示した。異例の2回の再見分を実施するなど長期捜査となり、地検は発生から1年10カ月後の03年7月に起訴した。
 閉廷後の記者会見で、根本さんの弟の鬼沢雅弘さん(37)は「検察が『警察の当初の捜査は間違っている』と捜査をやり直させたのに、再捜査の内容が裁判で認められておらず、残念だ」と話した。一方、被告弁護人は「主張がほぼ採用されたのに実刑となったのは、交通事故に対する社会の厳しい評価の表れ。控訴は今後本人らと検討したい」と話した。

9月17日朝刊(毎日新聞) - 9月17日16時25分更新


 判決速報
Date: 2004-09-16 (Thu) 14:02:55
午後1時17分、千葉地裁にて判決が言い渡されました。
 「懲役1年8月」
 執行猶予はなしの、実刑でした。
 これから、記者会見が始まります。

 取り急ぎ、速報でした。

           柳原三佳


 16日、刑事裁判第11回公判・判決が行われます。
Date: 2004-09-16 (Thu)
いつも大変お世話になっています。鬼澤です。

大変お忙しい中、県内をはじめ他県からも、毎回多くの皆様に、裁判傍聴にお越し頂き誠に有難う御座います。
また、毎回多くの皆様から電話、ファックス、メール等を頂き、心からお礼を申し上げます。


■明日、刑事裁判第11回公判・判決が行われます。
9月16日(木)13時15分〜 千葉地裁301号法廷 
被告人榎本裕明  求刑・懲役4年

事故から1年10ヶ月後に起訴され、2年後の昨年10月3日に刑事裁判初公判が開かれ、事故から約3年が経ち、明日判決が下ります。

皆様、今まで応援有難う御座いました。


報道関係では、毎回公判ごとに新聞報道されていました。
テレビ報道は、初公判、8回公判、9回公判、10回公判続き明日判決も報道テレビカメラが法廷に入り、公判の頭撮りが行われます。
今回もテレビ局各社が申請されたそうです。

■明日の判決もテレビ・ニュースで放送されます。
(テレビ局の都合で放送が変更されることがあります。ご了承下さい。)

今のところの予定ですが、

9月16日(木)NHK総合テレビ 夕方のニュースで放送されます。

9月16日(木)テレビ朝日(ANN系列) 16時55分〜19時「Jチャンネル・ニュース」 18時頃のニュースで放送されます。(全国放送される予定です。)

他のテレビ局でも放送される予定です。

これからも何卒宜しくお願い申し上げます。


 第10回公判の報告
Date: 2004-09-04(Sat)
 いつも大変お世話になっています。鬼澤です。
 連絡が大変遅くなりました。

 7月27日千葉地裁において刑事裁判第10回公判論告求刑が行われました。大変お忙しい中、県内をはじめ、他県から大変多くの皆様に裁判の傍聴支援をして頂き誠に有難う御座います。
 また、毎回多くの皆様から電話、ファックス、メール等を頂き、心からお礼を申し上げます。

 検察側証人で被害者両親の証人尋問が、1時間行われ、「家庭を破壊同然にされた。厳重処罰にして刑務所に必ず入れて下さい。」と確りと裁判官に伝えました。
 
 検察側は、「被告人は飲酒運転の常習者で、40`の制限速度を約20`以上の高速度で、右側はみ出し禁止規制のかかっている一般道路において、飲酒直後、著しい前方不注意のため被害者に全く気がつかないまま、対向車線上を加速して、加害者両前方部分を被害者に衝突させ同人を跳ね上げて加害者両ボンネットおよびフロントガラスに衝突させて上、更に約16メートル飛翔させ路面に落下激突させて瀕死の重傷を負わせたという悪質極まりない飲酒運転事故である。被告人は、事故直後から責任回避の為、衝突地点や衝突時の速度、飲酒内容などを虚偽の供述を終止繰り返している。」
 また、「見方を変えれば、死亡事故より被害者家族に対する負担は大きい。」「被告人父親が目撃者に対して3回目の実況見分の朝に電話を掛けるなど被害者家族への非常識の対応。」として懲役4年を求刑しました。 
 
 被告弁護側は最終弁論で「警察の再捜査について批判、検察の捜査、検察側の証拠申請、公判の進め方についての批判、被害者側の批判、マスコミ報道への批判、鑑定人への批判、目撃者への批判など」強く主張し執行猶予付き判決を求めていました。

 報道関係では、今回もテレビカメラが法廷に入り、公判の頭撮り2分間行われました。

■次回刑事裁判公判(第11回) 判決

9月16日(木)13時15分〜 千葉地裁301号法廷
 被告人 榎本裕明  

皆様今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。


 第9回公判の報告
Date: 2004-07-27 (Tue)
いつも大変お世話になっています。鬼澤です。

6月24日千葉地裁において刑事裁判第9回公判が行われました。
大変お忙しい中、大変多くの皆様に裁判の傍聴支援をして頂き、誠に有難う御座います。
また、毎回多くの皆様から電話、ファックス、メール等を頂き、心からお礼を申し上げます。

検察側から多くの証拠が申請されました。
被告弁護側が、すべて不同意しました。

本日、刑事裁判公判(第10回) 7月27日(火) 10時〜12時 
千葉地裁301号法廷 被告人榎本裕明 

被害者両親の証人尋問 論告求刑 弁論が行われました。
また詳しい結果は改めて報告させていただきます。

■前回裁判・新聞報道の一部です。

録音テープ証拠採用せず 成田の交通事故公判
 
 千葉県警のずさんな捜査が問題となった同県成田市の酒気帯び交通事故の公判が24日、千葉地裁(土屋靖之裁判長)であり、検察側は業務上過失傷害罪などに問われた同市の会社社長榎本裕明被告(32)が被害者家族に「警察でうその証言をした」と話したとされる録音テープを証拠請求したが、却下された。         
 公判で榎本被告は事故時の速度を「5〜10 `」と主張しているが、検察側は「60〜70`は出ていた」としている。
被害者家族は「警察が正しい捜査をしていれば速度でもめることはなかった。証拠採用してほしかった」と話した。次回公判は論告求刑が行われる。        
 事故は2001年10月、成田市の国道で酒気帯び運転の榎本被告が元郵便局員根本健宏さん(40)をはね、根本さんは現在も意識不明の重体。成田署は榎本被告を任意で調べ、02年9月に書類送検した。             
 しかし根本さんの家族や地検の調べで、発生場所や速度の点で同署の実況見分調書がずさんだったことが判明。証拠の現場写真も廃棄されていた。
地検の指示で県警が実況見分を二度やり直し昨年7月、榎本被告を起訴した。

[共同通信 2004年6月24日(木)]


皆様これからも何卒宜しくお願い申し上げます。


 第8回公判の報告
Date: 2004-06-23 (Wed)
第8回公判


お世話になっています。千葉の鬼澤です。
千葉地裁において、刑事裁判第8回公判被告人尋問が行われました。毎回大変多くの皆様に裁判の傍聴支援をして頂き、誠に有難う御座います。
今回も千葉県内はじめ関東各県や宮城県などからも、お越し頂き心からお礼申し上げます。

今回公判から合議制になり、裁判官が3人になりました。

前回公判で、検察側から証拠申請された「実刑を求める8万人分の署名」を保留していた被告側が正式に不同意しました。
署名については、検察側が「8万人の思いを受け止めて」証拠申請した事に、大きな意味がありました。

被告人尋問では、(第2回公判目撃者の証人尋問でも使用した)OHPの最新版(紙などをそのまま置くだけで映し出されます。)を使用して、大型液晶テレビモニター3台に実況見分調書や交通事故現場見取り図、告白文などの証拠書類を映しながら行いました。
傍聴席にも証人席で行われているやり取りが、よく分かりました。

検察側は、被告人の嘘を立証する為に、次回公判で会話の録音テープを証拠申請することを法廷で明らかにしました。

報道関係では、初公判に続き今回もテレビカメラが法廷に入り、頭撮りが2分間行われました。

次回刑事裁判第9回公判
6月24日(木)13時時30分〜 千葉地裁301号法廷 
被告人榎本裕明 

皆様これからも何卒宜しくお願い申し上げます。


刑事裁判第8回公判の新聞記事の一部です。


「関係がない」と被告側が不同意 重体事故で実刑要求8万人署名

 成田市の国道で01年、元郵便局員の根本健宏さん(40)がはねられ意識不明の重体となった事故で、業務上過失傷害などの罪に問われた飲食店経営、榎本裕明被告(32)の第8回公判が20日、千葉地裁(土屋靖之裁判長)で開かれた。検察側は今年3月の公判で証拠申請した、実刑などを求める約8万人署名に対し、被告側は「事実と関係がない」と不同意にした。
 署名は、「飲酒して超過速度ではねた悪質な事故」として、根本さんの親族が昨年8月、JR千葉駅前などで始めた。3ヶ月間で約7万5000人分が集まり、郵送分をふくめて約8万人分になった。
 一方、被告弁護士は毎日新聞の取材に、「被告の飲酒検知値は呼気1g中0、3_cとそれほど高くなく、速度超過もない」と反論していた。【森禎行】

[毎日新聞 2004年5月21日(金)]


●実刑求める署名 地裁は採用せず 成田の飲酒事故公判
 
 成田市飯田町の国道464号で2001年、同市の元郵便局員、根本健宏さん(40)が飲酒運転の車にはねられ意識不明となった事故で、業務上過失傷害などに問われた同士の男性(32)の公判が20日、千葉地裁(土屋靖之裁判長)であり、検察側が情状証拠として申請した男性の実刑を求める約8万人分の署名について、土屋裁判長は証拠採用を却下した。
 被告人尋問で男性は、「被害者らの生活を破壊してしまい申し訳ない」と謝罪したが、双方の主張が食い違う事故当時の速度について「35`前後だと思う。ウソはついていない」と供述した。
 検察側は起訴事実で男性の車の速度が「時速45`以上」となっていることについて、60〜70`と具体的に主張する方針を明らかにした。
 事故をめぐっては、当初の捜査と目撃証言に食い違いがあることなどから、県警は地検の指示で実況検分を2度やり直している。また、根本さんの親族らが男性に過失があったとして、介護費など約4億円の損害賠償を求める民事訴訟を地裁佐倉支部に起こしている。
 
[千葉日報 2004年5月21日(金)]


 「フライデー」に掲載
Date: 2004-04-18 (Sun)
大変お世話になっています。千葉の鬼澤です。

4月16日(金)発売(4月30日号)のフライデー(講談社)にうちの事故が
取り上げられました。(一部の地域では4月17日発売です。)ご覧下さい。
http://books.bitway.ne.jp/kodansha/friday/7DC/

柳原三佳さんへ、取り上げていただき、ありがとうございます。

先週4月10日(土)ジャパンタイムス3面記事にも、書かれていました.


次回民事裁判3回 6月21日(月)16時〜 千葉地裁佐倉支部


次回刑事裁判8回公判 5月20日(木)10時〜千葉地裁301号法廷
被告人 榎本裕明 被告人尋問が行われる予定です。


これからも何卒宜しくお願い申し上げます。


 第7回公判
Date: 2004-04-18 (Sun)
いつも大変お世話になっています  千葉の鬼澤です。

先日、刑事裁判第7回公判、民事裁判第1回口頭弁論が行われました。
皆様大変お忙しい中、千葉県内をはじめ、他県からも、毎回の多くの皆様に裁判傍聴
支援にお越し頂き、誠にありがとうございました。
心からお礼申し上げます。連絡が遅くなり申し訳ありませんでした。

今回刑事裁判第7回公判で、2月に千葉地検に提出させていただいた厳正なる刑事処
分を求める要望書・8万人を越えるの署名が、検察側らの手によって台車につまれ検
察庁から裁判所法廷に運ばれました。そして、検察側の机上にしっかりと積み重なら
れました。
公判が始まり、検察側から8万人分の署名が正式に証拠申請されました。
千葉地検が8万人の思いをしっかりと受け止め、公判で証拠申請したことに大きな意
味があります。

今回公判で、被告人が「時間を間違えた」という理由から被告人が裁判所法廷に来る
まで、約40分間中断になりました。
予定されていた被告人尋問が、行われませんでした。次回公判で行われることになり
ました。

同じ日に行われた民事裁判第1回口頭弁論でも、被告側は全面的に争う姿勢を見せて
います。

次回民事裁判第2回公判
4月15日(木)16時〜 千葉地裁 佐倉支部 2号法廷

次回刑事裁判第8回公判
5月20日(木)10時〜 千葉地裁301号法廷 
被告人榎本裕明  被告人尋問が行われる予定です。

皆様、これからも何卒宜しくお願い申し上げます。



先日の新聞記事の一部です。

飲酒運転加害者に 4億円賠償を提訴 /成田の元郵便局員親族

 成田市で2001年、同市の元郵便局員、根本健宏さん(40)が飲酒運転の車には
ねられ、意識不明となった事故で、根本さんの親族らが加害車両の男性(32)=業務
上過失傷害罪などで公判中=を相手取り、運転の際に注意義務を怠るなどの過失が
あったとして、介護費用など総額四億円余りの損害賠償を求める訴訟を15日まで
に、地裁佐倉支部に起こした。

 訴状によると、根本さんは2001年10月4日午前3時ごろ、同市飯田町の国道
で464号で知人の車両を誘導していたところ、路上駐車の車両を追い越そうと飲酒運
転で漫然と対向車線に進入してきた男性の乗用車にはねられたとされる。

 男性側は「刑事裁判の判決がでるまではコメントは差し控えたい」としている。事
故をめぐっては、当初の捜査と目撃証言に食い違いがあることなどから、県警は地検
の指示で実況検分を二度やり直している。

[千葉日報 2004年3月16日(火)]


成田の酒気帯び重体裁判 厳罰求める8万人署名 検察、証拠に採用請求 /民事訴
訟 被告側、争う姿勢
 
成田市内の国道で2001年10月、同市不動ヶ岡の元郵便局員根本健宏さん(4
0)が車にはねられ意識不明の重体になった事故で、道交法違反(酒気帯び運転)と
業務上過失傷害の罪に問われた同市船形、飲食店店員榎本裕明被告(32)の第7回
公判が18日、千葉地裁(大谷吉史裁判官)であった。
 根本さんの家族は先月19日、榎本被告の厳罰を求める約8万人分の署名を千葉地
検に提出しており、検察側はこの日、署名を証拠として採用するよう地裁に求めた。
弁護側は意見を保留した。
 また、この日は根本さんや家族が、榎本被告に慰謝料や介護料など計約4億1千万
円の損害賠償を求めた民事訴訟の第1回口頭弁論が地裁佐倉支部(桐ヶ谷敬三裁判
官)であった。榎本被告側は全面的に争う姿勢を示した。

[東京新聞 2004年3月19日(金)]


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040319-00000001-mai-l12
成田の飲酒運転重体事故公判 検察の証拠申請も、「8万人署名」不同意へ /千葉
 

◇実刑を求め検察、証拠申請
◇被告側「証拠能力なし」
 
成田市の国道で01年、元郵便局員の根本健宏さん(40)がはねられ意識不明の重
体となった事故で、業務上過失傷害などの罪に問われた飲食店経営者、榎本裕明被告
(32)=成田市船形=の第7回公判が18日、千葉地裁(大谷吉史裁判官)で開か
れた。
 検察側は「悪質な飲酒運転の事故」として実刑を求めた、根本さんの親族らが集め
た約8万人の署名を証拠として申請した。それに対し、被告側は「内容を見て検討す
る」と述べた。
 被告弁護人は、閉廷後、毎日新聞の取材に対して「署名趣旨書では『速度超過で泥
酔状態での事故』となっているが、呼気1リットル中0・3ミリグラムのアルコール
とそれほど多くなく、速度も超過していない」と反論。「署名は証拠能力がなく、事
実との関連性もない」と述べ次回公判で不同意とする方針を明らかにした。
 それに対し根本さんの弟の鬼沢雅弘さん(36)は「検察が8万人の思いをくみ取
り証拠申請したことは意義深いが、残念」と悔しさをにじませた。
 起訴状によると、榎本被告は01年10月4日未明、成田市飯田町の国道で、酒を
飲んで時速45キロ以上で運転し、別の車を誘導しようと対向車線上にいた根本さん
をはねたとされる。
 また根本さんと親族は「生涯にわたり介護が必要」などとして、約4億円という異
例の高額賠償を求めた民事訴訟を千葉地裁佐倉支部に起こし、18日に第1回口頭弁
論(桐ケ谷敬三裁判官)が開かれた。被告側は請求の棄却を求め、争う姿勢をみせ
た。【森禎行】

[毎日新聞 2004年3月19日(金)]




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