犀川博正氏 プロフィール

犀川博正(さいかわ・ひろまさ)

 1947年、東京生まれ。元警視庁警部補。都立立川高校卒業。1年間の警察学校生活を経て、三鷹、高井戸、碑文谷、池上の各警察署に勤務。  在職中は10年間にわたる公安係をはじめ、交番・パトカー勤務、警ら、交通係、留置係、暴走族取締りなどを歴任。97年調布警察署の地域係を最後に中途退職。勤続31年。  現在は市民オンブズマン「警察見張番」をベースに警察評論家として活動。2001年にはTBS「ニュースの森」、日本テレビ「ザ・ワイド」、テレビ朝日「たけしのTVタックル」などの番組に出演し、警察の体質とりわけ点数主義について問題を提起。



− 著書 −

構成:柳原三佳
発行:角川書店
定価:本体価格667円+税
2002年12月10日 初版発行

勤続30年の著者が、今こそ明かせる裏事情。
警察官に課される熾烈なノルマ、過酷な労働事情、不当な評価システムの驚愕の実態。

○奇想天外な公安の手口
○手っ取り早い点数ノルマ稼ぎは、自転車窃盗検挙
○上司から罵倒された、暴走族との死闘
○管轄外の事件は、点数にならないので示談に持ち込め
○警察内部の通貨はビール券?
○はびこる三大処世術・・・「点数」「事なかれ」「その場」主義
○問題意識を持つ警察官は嫌われる

自浄作用の及ばぬ密室体質、情報の独占、身内同士のかばい合い・・・本書は、警察官のみならず「組織」の中に埋没し、時として自らの羅針盤を見失いがちな現代社会に警鐘を鳴らす衝撃の一冊。



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