猛暑の関東に台風直撃か…。停電による「熱中症の危険」にどう備える
2024.8.14(水)
今週末、関東に近づくと予想されている台風7号。すでに北日本や東日本では雷雨への注意が呼びかけられています。この猛暑の中、万一の停電で冷房が効かなくなったらどうなるのか……。2019年の千葉台風で長期停電を経験した筆者は「マイカー」への避難が最も役立ったと感じています。
ここがポイント
▼8月14日正午頃のウェザーマップでは、台風7号の北上と猛暑への注意を呼びかけています。
・台風7号発達しながら北上 北・東日本は雷雨注意 西日本は猛暑続くウェザーマップ
▼熱中症による死者は世界的に増えており、アメリカではエアコン設置を義務付ける自治体もあります。
・焦点:米国で熱中症による死者増加、「エアコン義務化」には家主の抵抗 | ロイター
▼2019年9月の千葉台風では、猛暑の中、長いところで20日以上停電が続いた地域もありました。
・筆者の自宅も50時間停電 「マイカー避難」で感じた4つの重要ポイント(Yahoo!エキスパート/柳原三佳)
エキスパートの補足・見解
台風による暴風雨の被害はもちろんですが、気温40度に迫る猛暑の中、停電によって冷房が使えなくなる状況を想像してみてください。短時間であっても大変過酷で、熱中症のリスクにつながり危険です。そんなとき、マイカーはもっとも身近で優れた「避難場所」兼「移動手段」となります。私自身、4年前の千葉台風で猛暑の中の停電を経験し、なにより車の冷房のありがたさを痛感しました。車のエンジンさえかかれば携帯の充電も可能で、ラジオから情報を得ることもできます。マイカーを所有している方は、まず水害から車を死守し、ガソリンは満タンに。車を所有していない方は、できるだけ早めに避難所へ移動されることをおすすめします。