ジャーナリスト・ノンフィクション作家 柳原三佳オフィシャルサイトHP

ジャーナリスト・ノンフィクション作家 柳原三佳オフィシャルHP

それは本当に「虐待」ですか?二児の母が突然逮捕・起訴されるまで

「揺さぶられっこ症候群」を問う②

 

生後間もない娘を虐待した疑いで逮捕、起訴された井川京子さん(仮名=37)。大々的に報じられたこの事件の容疑は「母親が殺意を持って乳児に外傷を与えた」というものだ。その根拠とされるのが、「揺さぶられっこ症候群」。乳児を強く揺さぶることで、硬膜下血腫、網膜出血、が生じるとされるもので、近年、虐待の根拠として挙げられることが増えている。

しかし、「そもそも『揺さぶられっこ症候群』というものは存在しない。『揺さぶられっこ症候群』を根拠とした虐待事件は、疑ってかかる必要がある」と訴えるのが、京子さんの弁護を担当する秋田真志弁護士だ。ジャーナリストの柳原三佳氏が、京子さんのケースを基に、「揺さぶられっこ症候群」の闇について取材するルポ第二弾。

掲載記事はこちら

前編の掲載記事はこちら

- 2017.11.22 講談社『現代ビジネス』-