エンストしたら、突然、ブレーキが効かない! 死亡事故も発生。そのからくりを知っていますか? #エキスパートトピ
2025.7.24(木)
7月23日、驚きのニュースが飛び込んできました。午前4時頃、125ccのバイクを運転していた小学生男児がブロック塀に衝突し、顔面骨折などの重傷を負ったというのです。バイクは保護者の所有車で、現場には中学生を含む少年が数人いたとのこと。深夜に小中学生が家の外にいるということ自体あってはならないことですが、同様の出来事は、この夏だけでも頻繁に発生しています。
無免許運転はひとつ間違えば他人の命をも巻き込む大事故となります。決して他人ごとではありません。最近の報道を見ながら、親としてどう防ぐべきかを考えます。
ココがポイント
未明(中略)125ccのオートバイを運転していた小学生の男子児童がブロック塀に衝突し、顔面骨折などの重傷を負いました
無免許運転で事故 岐阜の14歳男子中学生を逮捕 負傷した同乗の仲間を放置し逃走 親の車を勝手に使用か
14歳の中学生2人と15歳の男性(無職)の計3人が足の骨や骨盤を折る重傷(中略)5人は友人同士(中略)「皆で遊んでいた」
無免許でミニバイクを運転したとして(中略)中学3年の男子生徒(14)を現行犯逮捕(中略)「友達のところへ行こうと(略)」
エキスパートの補足・見解
各都道府県では青少年を健全に育成し、有害な環境・行為から保護することを目的として「青少年育成条例」を制定しています。「青少年」とは小学校入学から18歳までをさし、この年齢の子どもを持つ保護者は、特別の事情や正当な理由がないかぎり、深夜(午後11時~午前4時)、その年齢の子どもたちを外出させてはいけないと決められています(違反すると20万円以下の罰金又は科料)。上記報道を見てもわかる通り、非行は深夜に行われることが多く、保護者がこのきまりを徹底して守っていれば防げたと思われます。
無免許運転は子どもの好奇心から起こるのだと思いますが、保護者としては、所有する車やバイクのキーの管理を厳重にし、子どもが勝手に使用できないよう徹底する必要があります。また、無免許運転の車やバイクには絶対に同乗しないということも厳しく伝えてください。
猛暑の夏、以前のように日中に外で思うように遊べず、ストレスが溜まっている子どもたちも多いと思います。しかし、夏休みに起こりがちな事故や非行から子どもを守るため、日ごろから免許制度、交通事故の危険性、また、被害の深刻さなどについて、親子でしっかりと話し合っておくことが大切です。