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大分時速194キロ死亡事故署名用紙

一般道で時速194キロは「過失」ですか?


大分県で起きた死亡事故について、危険運転致死罪に訴因変更することを要望します!



ご賛同頂ける方は、以下のリンクより署名用紙を印刷、ご署名の上、返送先へお送り願います。

署名用紙はこちら

大分時速194キロ死亡事故署名用紙


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 昨年2月、大分市里の一般道で19歳の少年が時速194キロで乗用車を運転し、交差点を右折しようとしていた会社員(当時50歳)を死亡させました。この件について、貴庁は事故を起こした元少年に対して、危険運転致死罪ではなく自動車運転過失致死罪で起訴しました。

 元少年は、乗り始めたばかりのドイツ製の車が「何キロまで出るのか試したかった」、「以前にも猛スピードを出したことがある」と述べています。現場にはブレーキ痕が無く、被害車両はノーブレーキで衝突されて大破しています。ところが貴庁は、加害者が時速60キロの法定速度の3倍を超える高速度を出していても「まっすぐに走っていたから車を制御できていた。『危険運転』には当たらない」と説明されました。

 しかし、私たち遺族は、身勝手な動機によって法を無視し、挙句の果てに引き起こされた本件のような死亡事故が、「過失」、すなわち不注意によるものとして裁かれるのはおかしいと思えてなりません。どうか必要な補充捜査をしていただいた上で、起訴罪名を危険運転致死罪に変えてくださるよう、お願い申し上げます。

事故現場の状況(井上郁美氏作成)

時速194キロを出して一般道を走行し、被害車両に衝突した少年の車

亡くなった小柳さんの車。左側面からの衝撃を受け大破している(遺族提供)